ハムちゃんとお別れ ハムスターの老化と介護食
今日、2歳と12日の老ハムがハムランドに旅だちました。
家には他にもハムが数匹いてどの子も元気ですが、火が消えたように静かです。
この老ハムは私にとって初めてお迎えしたジャンガリアンでした。
ジャンガリアンハムスターは寿命が2~2歳半と言われていますので、
寿命を全うできたと言えばそうなります。ですがやっぱり悲しい。
今お家にいる子たちは、1歳を超えたばかりの第2世代。
第1世代のハムは全部で4匹いたのですが、すでに3匹は他界。
第1世代の中で一番長生きしてくれて、一番わがまま、手を噛まれ、一番飼い主を出血させる子でした。
ただ、ハムスターって個体の性格差によるとは思うんですが、でも、大体、1年位飼っていると、やっぱりハムスターの方から馴染んできてくれるような気がするのです。
部屋んぽさせている間、私が台所用事をしていると、
挨拶しに足先を甘噛みしてきて、部屋を闊歩できていることをアピールしにきてくれるのです。
飼い始めの頃は部屋で自由にさせると、逃げ隠れて帰ってこないことが多かったのに、1年を過ぎると自然と私たち人間の前に戻ってきて、やっぱりなついてくれたんじゃないかなって、思ってしまいます。
とってもかわいくて、いつの間にか、かけがえのない大事な存在になっていました。
我が家の老ハムは、1歳3~4か月を過ぎた頃から老化が顕著になってきて、下にうちの子に目立った老化現象を列挙していますが、一番困ったことは、今まで食べていたものを食べなくなってしまって、このままでは弱って死んでしまうのでは?と思ったことです。できるお世話は何だってやろうと思って、今日までやってきました。
- 年老いたハムスターの老化現象
年老いたハムスター、1歳3~4か月を過ぎた頃から、以下のような老化現象が顕著になりました。
- 背骨が曲がる
異常ではないのかもしれませんが、人間のお年寄りのように、背骨が曲がり、背中が丸くなりました。
(ラクダみたい背骨の上半身と下半身のちょうど真ん中あたりが高くなっていました)
- 毛並みがあれてくる(毛髪につやがなくなる、くせ毛みたいになる)
- 全身の毛が抜ける
ぽつぽつと部分的な脱毛ではなく、バリカンでカットしたように脱毛が下半身全域、お腹、顔、といったように広範囲に認められました。
- 足腰が弱くなり、すぐ転ぶ、ひっくり返った体勢を自力で戻せなくなる
私が手で支えてあげたり、抱っこで戻したりしました。
- 足が動かなくなる
うちの子は、左足を骨折したことがありました。
それが影響してるのかなとも思いましたが、足を引きづるように歩き、部屋んぽの際は、動かない足を引きづりながら歩いていました。
そして食事。
- 老ハムの介護食
介護食は、以下を混ぜ合わせたものを毎日用意しました。
- ニンジンのすりおろし
- 砕いたペレット
- 砕いたヒマワリの種、かぼちゃの種、ナッツ、クコの実(小動物用のシード)1食で1-3粒程度になる分量
お野菜
どの子もキャベツが好きでしたが、うちの子は
毎日以下をちょっとずつ組み合わせを替えて与えました。
- キャベツの葉っぱ
- 小松菜の葉っぱ
- チンゲン菜の葉っぱ
- ニンジン
時々
- 梨 (1㎝x1㎝のひとかけ)
- ヨーグルト(スプーンにほんの少し)
- ビタミンゼリー (スプーンにほんの少し)
- 小さな煮干し(1尾)
ハムスターの飼い主さんのYoutubeや
飼育本を参考にさせていただきました。子供向けから大人向けまでそれこそなんでも。
ある飼育本では、大根の葉っぱが栄養素的には最高にいいと書かれてあったので、大根の葉っぱを探しに近所のスーパーへ行くも世に売られている大根には、ほとんどが葉の部分ない。カットされているんですね。
葉つき大根は本当に入手困難で、その代わりに、カブの葉っぱを与えたりしていました。
カブはどの本を読んでも一応大丈夫っぽく書いてあり、そのうえ
- 人間が食べても美味しい
- スーパーで葉付きで売っているので手に入りやすい
なので、何回か与えました。
でも当のハムちゃんは、やっぱりキャベツが好きってことで、キャベツは腎臓系の病気になりやすいとも書かれていたので少し躊躇したものの、やはり キャベツ に落ち着いていました。
うちの老ハムは野菜好きだったものの、ペレット嫌いだったので、栄養の偏りに困っていました。高そうなものも、シニア用のものも、どの会社のものも食べないんです。
病院の先生に栄養相談に行ったら、老ハムでこんなに体重が少ないなら(30g以下)、好きなものでいいからとにかく食べさせて、体力の減退を抑える方がいいとコメントをいただき、一時期はずっとナッツ+野菜生活をしてたんですが、やっぱりペレットのバランス栄養をなんとか摂取もらえないかなと、考案したのが、ニンジン+ペレット+ナッツのミックス介護食でした。
毎日のメニューをこれに変えたら、毎日完食してくれるようになってくれて。。ほんとに😢嬉しかったのです。
もっと食べたいとスプーンについたものをぺろぺろとおいしそうに食べるのを見てる瞬間は幸せな気分にさせてくれました。
介護食をたべて、なんと半年以上も元気に生活してくれました。
亡くなる2日前位にお腹を壊したようで、下痢をしていました。
胃腸薬と抗生剤を飲ませたものの、刻刻と弱り始め、自分でご飯皿から食べることが難しくなってしまいました。
ビタミンゼリーやナッツを砕いたもの、経口補水液の手作り版で何か経口摂取できた時は元気が戻るのですが、これを何回も繰り返すことはできない程に体力が弱っていることは自明でした。
もう歩けない。一人で起き上がることもできないんです。
だから、タオルで布団ベッドを作ってあげて、そこで横にさせて、明日も会えるかなって泣きながら、お休みを言いました。